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マスキュラックス

2012年10月20日 (土)

筋弛緩剤(マスキュラックス)の分子量

筋弛緩剤マスキュラックス(臭化ベクロニウム)の分子量は

 

分子式  (炭素)34 (水素)57 Br(臭素) (窒素)2 (酸素)4

 

原子量  12.0107   1.00794   Br79.904  14.0067 15.9994

 

分子量  C34+ H57+ Br+ N2+O4

 

      408.3638 +  57.45258 +  79.904 +  28.0134  +   63.9976 = 637.73138

 

臭化ベクロニウムの分子量は637.73138です。  原子量は、原子量表(1999)を使用して分子量を求めました。

 

臭化ベクロニウムから臭素の原子量を除いてベクロニウムの分子量を求めた場合の分子量は、557.82738 になります。

 

 

 

 

 

※参考  2007年8月改訂(第11版)  日本標準商品分類番号 871229    日本オルガノン株式会社の「有効成分に関する理化学的知見」の分子量は637.73です。

2012年9月16日 (日)

マスキュラックス(医薬品インタビューフォームより)

2011年4月(改訂第7版)より

 

Ⅶ. 薬物動態に関する項目

 

5.代 謝
(1)代謝部位及び代謝経路

ベクロニウム臭化物の代謝は動物とヒトとの間で大きな差異はなく、ヒトにおいても静脈内投与後速やかに、かつ大部分が肝に取り込まれること、代謝物としては3-OH 体が生成されること、また、投与量の大部分が胆汁中に排泄される(再吸収を伴わない)ことが考察された。ラット、サルの肝において非特異的カルボキシエステラーゼによると考えられる加水分解を受け、3-OH 体のみを生成するが、ヒトにおいても同様であると推測される。なお、ネコの肝においても代謝物として3-OH 体のみが認められ、ベクロニウム臭化物の代謝における本質的な種差は認められていない。(MSD 社研究所)

 

本剤を静脈内投与した患者の血漿及び尿について、本剤と可能性のある代謝物を定量的に分析した行った結果、血漿中では未変化体のみが検出され、脱アセチル体は検出されなかった。尿中では未変化体と3α-脱アセチル体(3-OH 体)が検出された。
(参考:外国人)

 

「2011MUSCULAX.pdf」をダウンロード

 

                                   

 

 

 

 

2012年9月15日 (土)

宮城県警科捜研で、マスキュラックスの鑑定を行っていたのではないか。

仙台地裁判決文230ページ 
     ・・・・そして,平成12年12月3日,半田教授,郁子医師,S婦長及びS主任により行 われた在庫調査の結果,この時点でマスキュラックスが9アンプル存在していることが判 明した(その内訳は,ロット番号が「2986869Y」のもの8アンプル,「24973794」のも の1アンプルであった。なお,同月4日,鑑定に使用するために,マスキユラックス1アン プル(ロット番号が「24973794」のもの)が領置されたため,同月9日に実施された実況見分の際には,マスキュラックスの在庫は8アンプルであった。)。

 

 仙台地裁の判決文の中には、平成12年12月4日鑑定に使用するため北陵クリニックから1アンプルを受領していますが、大阪府警科捜研に鑑定資料を持って行った詳細は記載してありますが、肝心のマスキュラックスの搬送には一切触れておりません。
 宮城県警科捜研からマスキュラックスが、大阪府警科捜研に持って行かなければ、宮城県警科捜研で分析に使用したと考えられます。宮城県警科捜研が、大阪府警科捜研より分析技術が低いとも考えられません。
K君、A子ちゃん、Sさん、Aさんの鑑定資料の受領から、大阪府警科捜研に持って行くまでの間の日数をみれば、鑑定する時間は充分にあったのではないでしょうか。
 ところが、宮城県警ではマスキュラックスの成分が検出できなかったので、大阪府警に頼んだのではないでしょうか。
  従って、大阪府警科捜研の土橋吏員は、以前法中毒に発表したベクロニウムの分析で検出したm/z258のマススペクトルに合わせて、鑑定資料からm/z258が出たとして、鑑定書を作成したのではないかと推認いたします。

 

K君の点滴溶液および血清(12月3日半田教授が県警本部に提出)
仙台地裁判決46ページ
    Y吏員は,これを宮城県警科捜研内の超低温フリーザーに保管した。そして,12月12日,上記記名があるスポイト及び点滴ボトルを確認の上,これを保冷容器に入れ,前記のA子から採取した血清及び尿が入った各スピッツと共に大阪府警科捜研まで搬送し,土橋吏員に鑑定資料として渡した。

 

A子ちゃんの尿及び血清(12月5日仙台市立病院より受領)
仙台地裁判決文44ページ
  Y吏員は12月12日,上記各スピッツを大阪府警科技研まで搬送した。山川吏員は,搬送に出発する前に,上記記名がある3本のスピッツを確認し,これらを保冷容器に入れて搬送した。Y吏員は,自動車で仙台空港へ行き,以後,航空機,地下鉄等の公共交通機関を乗り継ぎ,さらに,徒歩で大阪府警科捜研へ赴き,同科捜研土橋吏員に同スピッツ入り容器を鑑定資料として渡した。

 

Sさんの点滴溶液(12月9日郁子医師より北陵クリニックで受領)
仙台地裁判決文48ページ
  12月20日,S吏員は,上記超低温フリーザー内から上記ボトルを取り出し,これをS2吏員が受け取り,S2吏員は,同ボトルにシールのようなものが巻き付けてあり,「Sさんパンスポ1g」との記載があることを確認した上で,同日これを保冷容器に入れて大阪府警科捜研まで搬送した。その際,白井吏員は,地下鉄とバスで仙台空港へ行き,以後,航空機,南海電鉄,地下鉄を乗り継ぎ,さらに,徒歩で大阪府警科捜研に赴き,ボトル入り容器を同科捜研技術吏員の西川眞弓(以下「西川吏員」という。)に鑑定資料として渡した。

 

Mちゃんの血清(1月23日東北大学付属病院で受領)
仙台地裁判決文42ページ 
  当時宮城県警科捜研所長であったK(以下「K所長」という。)は,平成13年1月24日,同スピッツを大阪府警察科学捜査研究所(以下「大阪府警科捜研」という。)まで搬送した。その準備作業は宮城県警科捜研技術吏員S(以下「S吏員」という。)とS2吏員が担当し,スピッツを保冷容器に入れた。K所長は,この容器を携帯し,自動車で仙台駅へ行き,以後,東北・東海道新幹線,地下鉄を乗り継ぎ,さらに,徒歩で大阪府警科捜研に赴き,同容器を鑑定資料として,大阪府警科捜研技術吏員の土橋均(以下「土橋吏員」という。)に渡した。

 

Aさんの点滴溶液(北陵クリニックO事務長から1月28日受領)
仙台地裁判決文50ページ
   S吏員は,平成13年2月12日,Y刑事と共に,上記各ボトルを保冷容器に入れて大阪府警科捜研まで搬送した。S吏員は,自動車で仙台駅へ行き,以後,東北・東海道新幹線,地下鉄を乗り継ぎ,さらに,徒歩で同科捜研に赴き,同科捜研土橋吏員に上記各ボトル入りの容器を鑑定資料として手渡した。

 

この様に、被害者とされる5人の鑑定資料を大阪府警科捜研に持って行く状況を、詳細に記載していながら、マスキュラックスを大阪府警に持って行ったことは、どこにも記載されていない。つまり、宮城県警科捜研で鑑定に使用したため、大阪府警には持って行かなかったことが推認されます。

2012年7月13日 (金)

マスキュラックスとは

なぜマスキュラックスが溶解されガラスアンプルに入っていないで、使用する場合添付の溶解液を使用して溶解するか。

 

マスキュラックスのインタービューフォーム

 

「2011MUSCULAX.pdf」をダウンロード