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半田康延教授について。

2013年4月17日 (水)

執刀医の半田教授はマスキュラックスを11月30日まで知らなかった。

あきれ返ってコメントを書く気にならない証言だと思います。皆様が読んで判断してください。

(証人尋問調書より)
問  お宅の病院で、つまり、N医師から見て,お宅の病院で,北陸クリニックで、筋弛緩剤を備えておりますかというお話は出ましたか。出ませんでしたか。
半田証人   それは出てますね。
問 出てますか。
半田証人   はい。
問  その際に,どういった種類の,つまり,単に筋弛緩剤っていうだけじゃなくてね、どういった種類、たぐいの薬剤名、あるいは商品名等についての言及が、お互いの会話の中でありましたでしょうか。
半田証人  それは無かったような気がしますけど。まあ何の手術か、手術でこういうの使うよっていうお話をしたっていう覚えありますし,そのとき僕はサクシンを使ってるっていうような話はちらっとしたかも知れませんが、それ以上のことは無かったような感じがします。
問 ちょっと、最後が聞き取れなくて申し訳なかったんですが,N医師のほうから,お宅の病院で筋弛緩剤備わっておりますかっていう質問に対して,あなたは、備わっておりますと,で,手術で使っておりますと。
半田証人  はい。
問  サクシンというのを使っておりますというふうに言った記憶もあるというこすか。
半田証人  うん。ある、だと思うんですね。はい。確実だということは,ここで言いません。とにかくそういうことを言った可能性はあるというふうに申し上げます。
問 そのときの、N医師に対してあなたがお答えになったときの、北陵クリニックに備わっている筋弛緩剤というものについて、念頭に浮かんだ薬品名薬剤名というのは,まあサクシンは念頭に浮かびましたよね。少なくても。
半田証人   はい。
問 それ以外に。
半田証人  
いや。そんときは、特別なことは浮かびませんでした。筋弛緩剤って一般的なことではあったですが、何があるかということについては知りませんでしたから,まあサクシンがあったっていうことだけは知っておりました。
問 その何々があるっていうことは知りませんでしたという、今の御証言は、分解すると、二通り分析できると思うんですけどね、病院に置いてあるっていうのを知らなかったということと、まあ病院ていうのは医院、北陵クリニックですが、と、それから,そもそもそういうサクシン以外の筋弛緩剤って言って良いんでしょうかね、いうものが、どういうものがあるか知らなかったという、二通りに取れるんですが、いずれなんですか。
半田証人  
‥・筋弛緩剤に幾つかの種類があるっていうことは知っておりました。ただし、商品名では、知ってる、商品名で知ってるものはないものもありました。で,北陵クリニックにどういった他の筋弛緩剤、つまり、サクシン以外の筋弛緩剤があるかについてはそれ自体も認識してませんでしたし、今マスキュラックスということで言いますと、まあマスキュラックス自身の商品名は知りませんでした。ただし、ミオブロックというような薬があるっていうことは一応知ってましたが、北陵クリニックにあるかどうかについても、私は知りませんでした。
問 今サクシンと、マスキュラックスと,ミオブロックという、三つの薬剤名を挙げていただきましたが,サクシンについては、そういう商品名の筋弛緩剤とはもちろん知っており,かつ、北陵クリニックに備わっているとことも知っていると。
半田証人  はい。
問 それから.ミオブロックという商品名の筋弛緩剤があるということも知っていると。
半田証人  はい。
問 しかし、北陵クリニックにそういう商品名の筋弛緩剤が備わっているかどうかについては分からないと。
半田証人  はい。
問 
マスキュラックスという筋弛緩剤については、そういうものがあるということも知らなかったと聞いて良いんですか。
半田証人  
結構です。
問 N先生とお話合いをなさっているその時点においてというふうに聞いて良いんですね。
半田証人  マスキュラックスって話が出たような気がしませんし、あとで、確か在庫確認のときにそれを知ったんだと、私は思ってます。
問 いや。N先生との間で,マスキュラックスという話が出たとか出ないとかってことではなくて、
そもそも、マスキュラックスっていう名称の筋弛緩剤っていうのが,そういう種類の筋弛緩剤があるんだということについて、11月30日の段階では、ご存じなかったと。
半田証人   
知りませんでした。
問 そういうふうに聞いて良いんですね。
半田証人   
知りませんでした。
問 そうしますと,FESの手術において,特に全身麻酔等の手術において.筋弛続剤をお使いになりますよね。それは,サクシンを使っていたと聞いて良いんですね。
半田証人   
私がその全身麻酔をやるわけじゃなくて,必ず麻酔医が責任もってやることですから、必ずサクシンということは言えません。私には分かりません。
問 その御認識というのは,平成3年だったでしょうか、1993年だったでしょうか,北陸クリニックが開設された時点から,FES手術は行われていたと思うんですが、その間の一貫した御認識というふうに聞いて良いんですか。
半田証人   いいえ、最初、当初は,局所麻酔だけで電極の埋め込みやっておりましたから,全身麻酔を使っておりませんので、そういったことについては配慮しませんでした。つまり,筋弛緩剤を使う必要が無かったんです。
問 筋弛緩剤はいつごろからお使いになったんですか。
半田証人   ・‥ちょっと覚えてませんが、二、三年、平成3年から考えると、平成5年以降かも知れません。
問 サクシンを使おうという発想というのは、発想というかね。そういう意図、意思というのは、あなた御自身、それとも麻酔科の医師。
半田証人   
全身麻酔というのは、とにかく挿管しなけりゃならない事態での全身麻酔は必ず挿管しますので,それは筋弛緩剤使うという認識で,麻酔医がやることです。
問 で,サクシンを使っているというのは.お分かりになってたですね。
半田証人    
これ私のほうからちょっと注文したんです。薬品名は言わないで、とにかく手術の導入のときだけ筋弛緩剤を効かして,あとは切って欲しいと,つまり、我々が電極埋め込む手術のときには、筋弛緩剤が切れてる状態にして欲しいという条件を最初から付けておりました。ですから,私の認識では,もっとも効果が早く切れるのがサクシンというふうに思ってましたので,サクシンというふうに、サクシンが投与されてるのも私は何回か見てますので、そういう認識でおりました。
問 逆に言うと,麻酔科の医師の手を介して、マスキュラックスが筋弛緩剤として使われていた事実というのは、御認識になってないわけですね。
半田証人   
私自身では,大概は麻酔掛かってからの、私の登板ですから、出番ですから,あんまり認識しておりませんでした。
問 使用した筋弛緩剤の薬剤名というものを記載する書類というのは,院内では備わっていたというか,使っておりましたか。用いておりましたか。
半田証人   麻酔記録という意味ですか。手術中の。
問 うん。麻酔記録。
半田証人   それはありますね。
問 それには、使用した筋弛緩剤の具体的な薬剤名というのは記載されるんですか。
半田証人  記載されると思います。
問 それから,手術記録の方はどうでしょうか。
半田証人  
手術記録の方・‥は多分記載されてると思いますね。
問 記載されていると思う。
半田証人   はい。
問 その二つの記録は.FES手術の執刀をなさるあなたの立場からすると、当然目を通している書類であるということになりますかね。
半田証人  いいえ。そんなことありません。主治医がそれを,目を適してると思います。
問 あなたは麻酔記録及び手術記録に目を通すことはないんですか。
半田証人  全くとは言いませんが,通すこともありますが、基本的には手術に入って埋め込んで、埋め込み終わったら、あとの処置は全部その主治医と助手がやりますので、医者の助手がやりますので、そちらに任せて出ます。ですから、そういったことを、よっぽどのことがない限り見ません。例えば手術中に心臓の拍動数が減ったとか、そういうのはかなり注意払ってますから、そういうときにはチェックすることはあっても、まず手術中には手を汚くするわけにはいきませんから,目だけで本当、見してもらうということだけですので、そういうことよりももう集中して手術に没頭するということやっております。ですから、まず麻酔記録というのは,麻酔医が責任持ってやることで、そこは分業になってるわけです。分担されてますから,それぞれの責任においてそれをやるということです。
問 手術中に,どういう記録をしてるかとか、そういうことは良いんですが、
その事後に手術の事後に,一般的に麻酔記録とか手術記録に目を通されることはないんですかという質問なんです。
半田証人   
何か異常あったときには主治医から見せられます。しかしながら、自分からそれを見るということはしません。
問 それから,これは他の証人から出たお言葉だったと思うんですが,地域結集の関係で、 御報告なさる書類っていうのがあるっていうことですね。
半田証人   はい。
問 それに,使用した筋弛緩剤の薬剤名も記載されるというふうに聞いて良いですか。
半田証人   
それは書いてあると思います。要するに単価出さなきゃならないと思いますんで,書いてあると思います。
問 そういう書類にあなたは目を通すことは,一貫して無かったんですか。
半田証人   いや。それは目を通してるとは思います。ただ.その細かい注射薬がどういうことでどういうふうになってるっていうとこまでは見てないで、大体、僕が担当して良く見るのは、手術のときにどういうふうな所にどれだけの電極埋め込んだかということが、一番のものとして私はチェックしておりました。

2006年8月31日 (木)

執刀医の半田教授は、気管内挿管が出来ませんでした。

論告要旨P96
 ・・・・・その後、Kくんは、同日午後1時10分ころ、電極埋込手術を受けるため、手術室に入室し、同日午後1時15分ころから同日午後4時5分ころまでの間、執刀医半田教授、助手S医師及びO医師、麻酔S医師、直接介助被告人、間接介助S主任及びS看護婦という手術スタッフによって、Kくんに対する電極埋込手術が行われた。

論告要旨P100
・・・・・半田教授が、同日午後10時5分ないし10分ころ同病室に到着し、2度にわたってKくんに気管内挿管を試みたが、いずれも気道を確保することができなかった。

 手術した患者が急変することはあり得ることであり、呼吸困難な場合に気管内挿管は、必要な救命措置であることであるが、それができなかったということは、執刀医としてあり得ないことではないでしょうか。

機能的電気刺激(FES)の、人体を使った研究開発が目的でありました。

判決文P23
・・・・北陵クリニックは、患者の手足の麻痺等の運動機能障害を改善するための機能的電気刺激による治療法であるFESを研究していた東北大学医学部半田教授が中心となって、同治療法の研究開発を行うための母体となる医療機関として、宮城県知事の認可を受け設立された医療法人社団陵泉会が、平成3年10月に開設した医療機関であり、平成10年には同所でのFES治療に関する研究が科学技術庁が主催する地域結集型共同研究事業に認定され、FES治療を提供するほか、小児科、内科等を診療科目として医療を提供していたが、平成13年3月休止状態となり閉鎖された。・・・・・

 この様に、治療法が確立されたのではなく、人体を使って治療法の研究開発をおこなう医療機関であったのです。

 つまり、平成3年10月開業した北陵クリニックの事実上のオーナーは、FES治療で名をはせた半田東北大医学部教授でした。
 
北陵クリニックはFES研究における東北大学のサテライト研究室として位置づけられ、東北大学工学部・医学部の最先端技術をつかった治療・研究を行うため設立されました。
 北陵クリニックは、当時科学技術庁が進めていた「地域結集型研究事業」の認定を受け、国、県や関係機関も含めて巨額の資金が投入された巨大研究プロジェクト「宮城県地域結集型研究事業」としてすすめられました。
 この研究事業が成果を上げれば新産業が創設されるとして、ベット数19の小さな北陵クリニックに、地元電力会社、宮城県と仙台市の医師会、地元銀行、地元新聞社などの地元の名だたる名士が病院の経営母体である医療法人の理事に名を連ねておりました。
 ところが、この期待されたFES治療は、筋肉に電極を埋め込むため、患者の衛生管理が困難で、抜去を希望する患者が出たり、もともと保険適用もなく、一人200万円もの高額な医療費が掛かるため患者数も減少し、病院は累積赤字が13億円にもなっていました。

 その後、経営改善のために他の病院や高齢者施設から高齢者を受け入れるようになりました。
 平成11年には、仙台市から差押えを受けるほど経営が悪化しており、平成13年3月この事件が発生したため休止届けを出した後、再開に向けて努力をしてきましたが、平成14年4月1日付けをもって廃止届けを提出しました。

廃止理由は、
 現在、裁判所による競売手続きが進行しており、再開の見込みも立たないため平成14年3月31日をもって本診療所を廃止する。