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半田郁子医師について。

2013年3月23日 (土)

半田郁子医師を知る。「真実のカルテ」より

半田康延氏責任編集で、「真実のカルテ」という本が出版されました。
副題に「仙台・筋弛緩剤事件 北陵クリニックで何が起きてたか」というので、どんな真実が書かれているか読んでみました。
至る所に疑問を感じながら読みましたが、次の3カ所については疑問というよりこれが事実なら、どんな医療が行われていたか恐ろしい思いで読みました。

1、 「真実のカルテ」P29
・・・・・・
北陵クリニックでは基本的に
「挿管はしません」
「そういう治療を望まれるなら、他の病院をご紹介します。」で通してきた。
誰も挿管できる医師がいなかったし、そういう必要性のある患者さんも、ある時期まではまったくいなかった。また、人工呼吸器もないのだ。・・・・・・

気管挿管を治療と表現しておりますが、気管挿管は「確実な気道確保」と「誤嚥の防止」などのため行われるもので、意識レベル低下で昏睡状態、特に心肺停止患者や、全身麻酔の手術の場合に人工呼吸管理を行う場合に行うものです。

したがって、患者さんから気管挿管を望むかどうか聞くなどとは全く想像も出来ません

つまり、気管挿管は疾病を治す治療ではないことを、全く理解していない医師だということをみずから明らかにしたのです。

2、「真実のカルテ」P39・40
・・・・・・
平成三年十月一日開院以後、平成十一年まで、北陵クリニックでなくなられた患者さんは、ただ一例、平成九年七月のYさんだけだった。
Yさんは、神経難病の末期の方だった。大病院でいろいろな装置に囲まれた、いわゆる「スパゲティ症候群」になるよりは、娘さんの自宅に近い北陵クリニックで、最期を迎えさせてあげたいという、ご家族の選択による転入院だった。
・・・・・

次の論文は、日本ALS協会(ALSは、英語名(Amyotrophic Lateral Sclerosis)の頭文字をとった略字で、日本名は筋萎縮性側索硬化症であります。)が、平成7年度に助成金(80万円)を交付した研究報告の論文の一部です。

        筋萎縮性側索硬化症に対する治療的電気刺激の効果

http://www5d.biglobe.ne.jp/~comenble/kamatahp/kamata/myroom/FES.pdf

                                            (論文の全文です。)

                                          半田 郁子(北陵クリニック)
はじめに
筋萎縮性側索硬化症(Amyotrophic LateralSclerosis : ALS)は、通常中年以降に筋萎縮・筋力低下により発症し、脳・脊髄にある中枢性運動ニューロンと、脊髄前角にある末梢性運動ニューロンが選択的に障害される。症状はつねに進行性であり、全身の骨格筋が障害され、さらに球麻痺・呼吸障害を合併する。その成因に関しては、種々の研究がなされているがいまだ定説はない。ALS に対して、これまでにビタミン剤、ATP 製剤をはじめとして、蛋白同化ホルモン・ステロイドなど多岐にわたる治療法が試みられており、現在もRiluzol 1)、神経栄養因子2)-4)などの治験が行われているが、有効な治療法が確立していないのが現状である。
我々はこれまで、脳血管障害や脊髄損傷などのが現状である。
(途中省略)
刺激電極の刺入留置は、全身麻酔あるいは局所麻酔下で施行した。術後一定期間の静ののち、1 回5 分1 日3 回から刺激を開始、徐々に刺激時間・刺激回数を増加し、1 回5 ~ 10 分1 日6 回TES 訓練を行った。
電気刺激治療を行う前後に、筋力・握力・二次元および三次元動作解析・筋電図・骨格筋CT などにより評価を行った。筋力は、Daniels による徒手筋力評価(manual muscle test : MMT)および徒手筋力測定評価器( MICRO-FET, Hoggan HealthInd. USA)にて測定した12)。動作解析および痙性評価のための膝関節振り子試験(pendulumtest)には、二次元動作解析装置(QUICK MAG, 応用電気計測所, 東京)および三次元動作解析装置(APAS Ariel, Trabuco Canyon, CA, USA) を用いた。
TES 開始後1 カ月間は入院にて経過観察し、その後は外来で評価を行った。
筋力および骨格筋CT 断面積に関しては、検査機器および測定上の誤差を考慮に入れ、TES 前の値を100 %として105 %以上を増加、95 %以上105%未満を維持、95%以下を減少とした。
26例中4例が経過観察中に呼吸不全にて死亡し、また6 カ月以上長期観察した症例は11 例であった。
(以下省略します。)

半田郁子医師は、北陵クリニック開院以来常勤で勤務していました。

北陵クリニックでなくなられた患者さんは、平成3年10月1日開院以後、平成11年までただ1例、平成9年7月のYさんだけだったと掲載されています。

3、さらに「真実のカルテ」P211では、
・・・・・・本文中(39ページ)にもあるように、守准看護師が勤務する前の開院後の八年間での死亡例は、家族も含め自ら北陵クリニックで息を引き取りことを希望した方が平成九年七月二日に亡くなっている一事例のみである。・・・・・・

この記載は、半田康延氏が書いた第二部解説の中で「守大助さんが勤務する前と」明らかにしていますが、守大助さんが北陵クリニックに就職したのは、平成11年2月1日です。4人の死亡は平成7年度の研究報告に記載されているのです。平成7年度に研究報告したこの論文にある死亡した4人は、北陵クリニックでなければ、いつ何処で手術をし、どこで経過観察をし、どこで死亡したのか明らかに記載されていないのです。

また、P29に記載されている「挿管できる医師がいなかった、人工呼吸器もなく」という状態で全身麻酔で手術を行った時の呼吸管理は、どの様に行われていたのか理解できません。

半田郁子医師は、上記の論文の中で、全身麻酔あるいは局所麻酔を施行して手術を行う研究を報告をしているにもかかわらず、仙台地方裁判所の判決文の217ページに仙台市立病院で半田郁子医師が筋弛緩剤を尋ねられた状況を記載していますが、―瞬ピント来ず,「えっ,筋弛緩剤と言いますと。」と筋弛緩剤を知らなかった様子で「サクシンならあります。手術のときに使っています。」この様な回答はサクシン(筋弛緩剤)を何のために手術で使っていたのか、疑問があります。

仙台地裁判決文P217                                     ・・・・・・当初,筋弛緩剤のことを直接に尋ねるつもりはなかったものの,郁子医師に対して,筋弛緩剤を北陵クリニックにおいて使用しているかどうか尋ねた。これに対して,郁子医師が―瞬ピント来ず,「えっ,筋弛緩剤と言いますと。」と聞き返したためN医師が「例えばサクシンとかミオブロックとか。」と商品名を挙げて説明したところ,郁子医師は「サクシンならあります。手術のときに使っています。」と答えた。・・・・・・・・

半田郁子医師は、筋萎縮性側索硬化症に対する治療的電気刺激の効果の研究報告書の中で「全身麻酔あるいは局所麻酔下で施行した。」と記載しておりますが、その時筋弛緩剤を使ったのか使わなかったのか、全身麻酔の時、呼吸をどの様にして確保したのか明らかに記載がされていないのです。

この論文を読んでいて思うことは、半田郁子医師が、本当にこの研究をみずから行ったのか疑問が増すばかりです。

2010年11月27日 (土)

半田郁子医師を知るうえで。

国立情報学研究所が行っているサービスから検索して見つけました。

http://ci.nii.ac.jp/nrid/9000001596976

2007年4月16日 (月)

副院長である郁子医師は、筋弛緩剤を知らなかったのか?

平成12年11月30日、郁子医師が仙台市立病院に行って市立病院の医師との面談の状況から

判決文217頁                                           ・・・当初、筋弛緩剤のことを直接に尋ねるつもりはなかったものの、郁子医師に対して、筋弛緩剤を北陵クリニックにおいて使用しているかどうか尋ねた。これに対して。郁子医師が一瞬ピンと来ず、「えっ筋弛緩剤と言いますと。」と聞き返したため、N医師が「例えばサクシンとかミオブロックとか。」と商品名を挙げて説明したところ、郁子医師は「サクシンならあります。手術のときに使っています。」と応えた。そこで、N医師は、郁子医師に対して、何者かが治療以外の目的で筋弛緩剤を患者に投与したため患者の容体が急変した疑いがあることを説明した。・・・・

この会話で郁子医師は、矛盾しております。

郁子医師は、筋弛緩剤と言われて、筋弛緩剤を知らないのか、聞き返していること。

ところが「サクシンならあります手術のときに使っています。」と答えていること。

郁子医師は、手術の時に使われているとは知っていながら、サクシンがどの様な薬理作用があり、どの様な目的で使用されているか理解していないことを露呈しているのですが、次の論告要旨から筋弛緩剤を知らなかったとは、あり得ないはずです。

(なお、N医師の「何者かが治療以外の目的で筋弛緩剤を患者に投与したため患者の容体が急変した疑いがあることを説明した。・・・・」ことは、別に検証して記載したいと思います。)

論告要旨217頁                                           ・・・しかも、平成11年5月17日以降マスキュラックスを使用した手術7件中6件(使用数量合計6アンプル)は、FES手術への助成金を請求するため「ひと研究費明細」と題する書類が作成され、そこには手術で使用した薬剤の種類、数量等が記載されているが・・・・・・

この様に、北陵クリニックでFES手術が行われ、助成金を得て研究が行われていて、「ひと研究費明細」の書類が作成されていたことから、マスキュラックス(筋弛緩剤)を記載した書類を作成していたのです。したがって、副院長の郁子医師が、筋弛緩剤を知らなかったということは矛盾しています。

参考文献 副院長の郁子医師が「ALS基金」に提出した研究奨励金研究成果報告

        「ALS.pdf」をダウンロード

2006年9月17日 (日)

M子ちゃん(1才1ヶ月)のからだの、十数ヶ所に針を刺す医療の実態。

論告要旨237頁
・・・・母親にM子ちゃんの身体を押さえさせながら検査用の採血を試み、何度か失敗しながらM子ちゃんの血液を採取した。
 N看護婦は、採血に引き続き、M子ちゃんに点滴のためのサーフロー針の刺入を試みたが、泣いて暴れるM子ちゃんに約20分ほどかけて左右の手に合計4ないし5回サーフロー針を刺したものの、うまく刺入できず、結局、自力でM子ちゃんの血管を確保することを断念し、M子ちゃんから採取した血液などを持っていったん同病室から退出し、外来診療の介助をしていたS主任にM子ちゃんの血管確保を頼んだ。
 そこで、S主任が同病室に赴いたが、M子ちゃんの血管が元々細かった上、N看護婦が針を刺した痕が内出血していたため、作業に手間取り、蒸しタオルで血管の拡張を図ったり、K総婦長の援助を得た末、約30分ほどかかってようやく、M子ちゃんの左足首の静脈にサーフロー針を刺入し、同日午後4時20分ころ、グルコース及びビスコンを調合済みのソリタT1の溶液の点滴投与を開始した。

判決文84頁
 S1病室に入室したM子ちゃんに対し、Y看護婦が体温測定し、N看護婦が採血を行うなどした後、同日午後3時30分ころから、前記処方②の点滴を処置するため、N看護婦が、M子ちゃんの血管にサーフロー針を刺入しようと、何回かM子ちゃんの両手に突き刺したが、血管に刺入することができなかった。そこで、N看護婦はS主任に応援を求め、S主任がK総婦長の援助も得て何回かM子ちゃんの左足首の静脈にサーフロー針の刺入を試みた結果、同日午後4時20分ころ、血管を確保することができたので。・・・・・

この様に、論告要旨、判決文でM子ちゃんの採血、点滴までの様子が明らかにされております。約50分の間に
(1)採血のため何度か失敗しながら針を刺し
(2)その後約20分にわたって左右の手に合計4ないし5回サーフロー針を刺し
(3)更に、針を刺した痕が内出血していたため、蒸しタオルで血管の拡張を図ったり、約30分ほどかかって、何回かM子ちゃんの左足首の静脈にサーフロー針を刺し

 これが、M子ちゃん(1才1ヶ月)に対する北陵クリニックの医療の実態です。

M子ちゃんの入院は、病状から勧めたのではなかった。

論告要旨32頁
 郁子医師は、M子ちゃんにそれまでと同様咽頭にやや発赤が認められたのに加え、母親が看病に疲れた様子だったのでM子ちゃんの入院を勧め、母親もこれに応じたので、M子ちゃんの入院が決まった。

判決文103頁
・・・郁子医師も、M子ちゃんは喘息様気管支炎及び脱水症の症状が認められたものの、喘息様気管支炎は、呼吸困難がほとんどないか、あっても極めて軽いものであり、これにより呼吸停止を起こすことはないと考えられ、また、脱水症についても、M子ちゃんに見られたのは軽度なもので、それから呼吸停止になることは考えられないし、極度の脱水症がっても呼吸停止するすることはない旨証言しており、同証言についても、小児科医としての専門的知見と自らM子ちゃんを診察した経験に基づきなされたもので、疑いを差し挟むべき事情は認められない。・・・・

 つまり喘息様気管支炎は、呼吸困難がほとんどないか、あっても極めて軽いものであり、脱水症についても軽度なものであるなら、入院までさせる必要があったのでしょうか。
 医療機関は、患者の病状から入院を勧めることがあるべきで、母親が疲れているから入院を勧める等ということは、医療なのでしょうか。

2006年9月 1日 (金)

副院長の郁子医師も気道確保が出来ませんでした。

判決文P118
・・・・・・これを聞いた郁子医師は、被告人から渡された咽頭鏡を使ってA子ちゃんの口の中をのぞいてみたものの、気道確保の手技を的確に行う自信が無く、また適切に行うことができない場合にはA子ちゃんの状態を更に悪化させる可能性があると判断したため,A子ちゃんに対して気道確保の処置を試みることなく、A子ちゃんに対してバックアンドマスクによる人工呼吸が再開された。・・・・・・・

 入院設備を持っている医療機関であれば、入院中に患者の容体が急変することはあり得ることで、当然急変時の患者に対応できる医療技術を持った医師は必要不可欠でありますが、「気道確保の手技を的確に行う自信が無い」医師が副院長を務めていました。