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2019年12月19日 (木)

この事件は、東北大学医学部の組織的犯罪ではないか。(3)

北陵クリニックの設置の経過

1 機能的電気刺激(FES)の、人体を使った研究開発が目的でした
 1991年10月開業した北陵クリニックの事実上のオーナーは、FES治療※(機能的電気刺激)で名をはせた半田康延・東北大教授(現在も)でした。

当時東北大学医学部倫理委員会は、この研究を大学の施設を使って行うことを否定的で、サテライト研究室として設置された。

 北陵クリニックはFES研究における東北大学のサテライト研究室として位置づけられ、東北大学工学部・医学部の最先端技術をつかった療・研究を行うため設立されました。
 北陵クリニックは、当時、科学技術庁が進めていた「地域結集型研究事業」の認定を受け、国から20億円、県や関係機関も含めて30億円も投入した巨大研究プロジェクト「宮城県地域結集型研究事業」としてすすめられました。


 この研究事業が成果を上げれば新産業が創設されるとして、ベット数19の小さな北陵クリニックに、地元電力会社、宮城県と仙台市の医師会、地元銀行、新聞社などの地元の名だたる名士が病院の経営母体である医療法人の理事に名を連ねておりました。


 また、厚生官僚出身の前宮城県知事浅野史郎氏も、みずから半田教授と雑誌などで対談し、「これは科学技術庁から5年間で20億円のお金をいただいてやっているのですけど、イニシアチブはわれわれ地元です。地域の医学や工学などの分野が一緒になって、加えて産業界が一緒になって、このFESという研究を産業かしようという、非常に画期的な事業です」と絶賛していた。


 ところが、この期待されたFES治療は、筋肉に電極を埋め込むため、患者の衛生管理が困難で、抜去を希望する患者が出たり、もともと保険適用もなく、一人200万円もの高額な医療費が掛かるため患者数も減少し、病院は累積赤字が13億円にもなっていました。
 その後、経営改善のために他の病院や高齢者施設から高齢患者を受け入れるようになりました。


 そして、2001年3月10日、北陵クリニックは、この事件が「原因」であるとして病院を休止しました。
 その後、診療再開をめざしたが、平成14年3月31日再開の見込みがたたないため廃止(廃止の理由は裁判所による競売でした。)しました。

(判決文23頁) 

 北陵クリニックは、患者の手足の麻痺等の運動機能障害を改善するための機能的電気刺激による治療法であるFESを研究していた東北大学医学部教授半田康延が中心となって,同治療法の研究開発を行うための母体となる医療機関としてとして,宮城県知事の認可を受け設立された医療法人社団稜泉会が,平成3年10月に開設した医療施設であり,平成10年には同所でのFES治療に関する研究が科学技術庁が主催する地域結集型共同研究事業に認定され,FES治療を提供するほか,小児科,内科等を診療科目として医療を提供していたが,平成13年3月に休止状態となり閉鎖された。

・・・ この様に、FES治療法の研究開発を行うために、開設された医療機関であります。
 つまり、治療法が確立されたのではなく、人体を使って臨床応用して研究開発を行うための母体となる医療機関でありました。

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