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2019年12月の記事

2019年12月31日 (火)

仙台北陵クリニック事件  いよいよ来年は第二次再審請求。

   本年の、最高裁判所の再審請求に対し、棄却決定をしたことは化学的、医学的に、土橋鑑定の矛盾やA子さんの筋弛緩剤による症状で無いことを、理解していながら行ったものである。

 仙台地裁では、裁判官が真実を見ることを避けられないように闘い、再審決定を行わせて、国・県・医師会・そしてもっとも悪質な東北大学医学部の体質を明らかにしてやることを行います。

 特に、東北大学医学部倫理委員会が、機能を果たしていなかったことにより無実の守大助さんが、今日で6934日の夜を千葉刑務所で、過ごすことを怒りを持って、抗議したいと思って投稿するものです。

 

2019年12月27日 (金)

仙台北陵クリニック事件  この論文は、半田郁子医師が本当に書いた論文でしょうか。

北陵クリニックの半田郁子医師が書いた論文でしょうか。

 

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仙台北陵クリニック事件 弁護団が提出した池田教授の意見書

A子さんの診断に関する意見書です。

 

なお、関連投稿をみる場合は、左側のカテゴリーの「裁判」をクリックすると、一連の投稿が読むことが出来ます。

2019年12月26日 (木)

仙台北陵クリニック事件 A子さんの急変は、ミトコンドリア病の発病だった。そして、裁判官は医学的知識は全く無かった。

 これは、弁護団の裁判所に提出した意見書を書いた池田教授のHPです。内容は膨大でありますが、ゆっくり読んで頂けば理解できる内容ですので紹介します。


土橋鑑定はゴミだった  ーそして土橋均は科学者ではなく芸能人だった


 

 

 

2019年12月25日 (水)

仙台北陵クリニック事件 東北大学医学部の倫理委員会が機能を果たしておりますか。

 現在一番心配なことは、A子さんの生命です。

 この事件で、筋弛緩剤によってA子さんが植物人間の様になったと、医学部の医師は裁判所で証言していたことが、嘘であったと言うことになれば、医学部の信用は失墜するかも知れません。
 それを、隠蔽するにはA子さんが、この世に居なければ済むなどと考えて、殺すことは医者なれば可能です。

 そんな悪質な事は、あり得ないと思っておりますが、この事件は、あり得ない証言によって、守大助さんは逮捕以来今日まで6928日も社会から隔離されているのです。

 絶対に、A子さんの命を守る事を願うものです。

 

2019年12月24日 (火)

仙台北陵クリニック事件 こんな大阪府警の馬鹿な男と女の鑑定で有罪にされた。

 

 大阪府警察本部刑事部科学捜査研究所に所属していた、土橋 均と西川真弓は、不倫関係に有りながら、鑑定書を連名で書いていたのです。当然不倫が発覚されて、大阪府警から処分をされていたのです。

仙台北陵クリニック事件 仙台地裁で裁判官や検察官のデタラメな実態。

 これは、仙台地裁の判決後作成したものです。

 従って、当時の資料ですので、仙台高裁、最高裁に行くまで、弁護団は新たな証言や資料を裁判所に提出しております。しかし、仙台地裁の裁判からデタラメな裁判が行われたことが、理解出来ますので添付するものです。

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2019年12月23日 (月)

仙台北陵クリニック事件 東北大医学部は、今こそ過去の過ちを明らかにし公表して、被害者守大助さんとA子さんを助ける事が、必要では無い か。(6)

 以前にも掲載したが、この事件の本質は東北大学医学部、元半田教授の暴走が国・県・医師会・東北大学医学部を巻き込んで起こした事件であります。

 すでに、当時事件の証言をした人の中には、亡くなった方もおられます。
このまま、風化させれば、東北大学医学部の歴史に汚点として永久に残ることをさせてはいけないと思います。同時に犯人とされた守大助さん(無期懲役で服役中)と、A子さん(誤診によって寝たきりの状態にされた)二人の被害者は、人間としての尊厳を壊されたことになるのです。

 私は、15年前にこの事件の真実を知りました。事件発生当時は、連日の報道で、「こんな極悪人は極刑に処するべきだ。」と思っておりました。
 しかし、守大助さんのお母さんと偶然に会った時、「息子を助けてください。」の一言に驚くと共に戸惑いました。
 そこで、仙台地裁の判決が出た直後でしたので、判決文全文と検察の論告要旨を読みましたら、デタラメな事が随所に書かれいたので、こんな裁判があるのかと憤りを感じ、現在まで支援してきました。
 「医学とは何か。」「医学を教育する機関とは何か。」を考えるとこの事件の真実を明らかにすることから、答えが出て来ると思って、ブログを掲載を始めたのです。
 私の与えられた余命も、わずかになって来ましたので、せめて生きているうちに、答えを見つけたいと思っております。
 
 なお、このブログを見て下さり方は、左サイドにあるカテゴリー「裁判」をクリックすると、最近の投稿が読むことが出来ます。

https://www.youtube.com/watch?v=1z7-_mQVfNo

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年12月22日 (日)

仙台北陵クリニック事件 半田元教授は、執刀医として適格では無いのでは。 

 

56693

執刀医の半 田康延教授は、気管内挿管が出来なかったのでした

(論告要旨96頁)

 その後,Kくんは,同日午後1時10分ころ,電極埋込手術を受けるため,手術室に入室し,同月午線1時15分こうから同日午後4時5分ころまでの間,執刀医半田教授,助手S医師及びO医師,麻酔医S医師、直接介助被告人・間接介助S主任及びS看護婦という手術スタッフによって,Kくんに対する電極埋込手術が行われた。

(論告要旨100頁)
 半田教授が、同日午後10時5分ないし10分ころ同病室に到着し,2度にわたってKくんに気管内挿管を試みたが,いずれも気道を確保することが出来なかった。・・・・ 

 

 手術した患者が急変するということはあり得ることであり、呼吸困難な場合に気管内挿管は、必要な救命措置であるが、それが出来なかったということは、常識では考えられないことで、これは、執刀医としてあり得ない事実を露呈したものです。

 

副院長のI医師も気道確保を出来なかったのでした。


(判決文118頁)
 その後もA子ちゃんに対してバックアンドマスクの人工呼吸が続けられてたが、I医師が人工呼吸を行っている最中に、被告人によってA子ちゃんの顔から酸素マスクが外され、被告人が、喉頭鏡でA子ちゃんの口の中を見て、I医師に対して、「ああ、気管孔が見える。これなら入りますよ。」などと言って、気道確保の処置を促してきたことがあった。これを聞いてI医師は、被告人から渡された喉頭鏡を使ってA子ちゃんの口の中をのぞいてみたものの、気道確保の手技を的確に行う自信が無く、また適切に行うことができない場合には、A子ちゃんの状態を更に悪化させる可能性があると判断したため、A子ちゃんに対して気道確保の処置を試みることはなく、A子ちゃに対してバッグアンドマスクによる人工呼吸が再開された。

 

 この様に、入院設備を持っている医療機関であれば、入院中に患者が急変することはあり得ることで、当然急変時の患者に対応出来る技術を持った医師が必要不可欠であるのが当然であるにもかかわらず、「気道確保の処置を試みることなく」とは、あり得ない状況であったのです。

なお、参考までに半田元教授が書いた「真実のカルテ」では

29頁
北陵クリニックでは基本的に
「挿管はしていません」
「そういう治療をのぞまれるなら、多の病院ををご紹介します。」
で、通してきた。
誰も、挿管できる医師がいなかったし、そういう必要性のある患者さんも、ある時期まではまったくいなかった。また人工呼吸器もないのだ。

 この文章を読んだ医師なら直ぐに気がつくと思います。(宮城県のHPより)

1、気管挿管は、現在では消防の救急救命士は、県内各消防本部の救急自動車に乗務し,救急現場から病院への到着までの間,医師の指示のもとに応急手当や救急救命処置を行っています。
 これまで,救急救命士には,気道確保(呼吸のための空気の通り道を確保すること)の方法として,「ラリンゲアルマスク」や「食道閉鎖式エアウェイ」の使用が認められていました。平成16年7月から,気管内チューブを用いた「気管挿管」という方法も認められ,患者さんの命を救うための選択肢が広がりました。
 県内では,240名の救急救命士が,宮城県メディカルコントロール協議会から気管挿管を行う能力を身につけた者として認定を受け,救急現場で活躍しております。

 この様に、医師以外でも出来る技術なのです。つまり治療ではなくて、心肺停止の場合応急処置として、気道の確保と酸素の供給を行いものです。また、医療機関では、手術の際に、全身麻酔を施して行う場合に、酸素の供給を行うために気道を確保する為の技術なのです。
 つまり、気管内挿管は、「治療」では無いのです。


 

 

2019年12月21日 (土)

仙台北陵クリニック事件 A子さんの治療に専念してください。

 東北大学医学部は、A子さんをこれ以上苦しめないでください。

 A子さんの家庭に集まって相談することより、今後いかにして最善の治療をおこなうことが必要なことです。

 「医学とは何か。」真剣に考えてください。

 

2019年12月20日 (金)

事件の被害者A子ちゃんを、密かにミトコンドリア病の治療を行っている。

 先ほど、私に連絡がありました。

 この情報が事実なら、東北大学医学部は、北陵クリニック事件で有罪にされ無期懲役の刑で刑務所に留置されて居る守大助さんの最高裁の棄却決定に荷担した行為である。

 さらに、A子ちゃんが万が一死亡したならば、この事件を隠蔽するための殺人に成ると推認される。

 東北大学医学部の関係者の皆さん、「医学とは何か。」考えてください。

 先ほどの連絡は、かなり信憑性の高い情報です。

 A子さんに生命の危険を感じますので、公開する準備を行います。

 (2019/12/20 18:46)(訂正2019/12/20 19:00)

    (訂正2019/12/20 20:59)

 

 東北大学医学部の関係者の皆さんへ。

 明らかに大島綾子さんが、植物人間に成ったことを、筋弛緩剤の投与によってなったと言うことで、半田元教授をかばってきましたが、もう止めてください。

 一個人の教授を守る為に、あなた方は東北大学医学部の信頼を無くすことが良いことでしょうか。

 自ら反省して、事の経過を明らかにしなければ、経営困難に陥るのです。
 あなた方が、A子さんを治療している施設も判明しました。
 (2019/12/20 22:46)


 現在、A子さんは、最高の環境施設の中で治療を受けているのです。あり得ないとは思いますが、A子さんを隠蔽するため多の施設に移動するなどと言うことは、絶対に止めて下さい。
 (2019/12/21 8:30)

 

 

 

 

この事件は、東北大学医学部の組織的犯罪ではないか。(5)


 半田元教授が、平成3年北陵クリニックを開設してから現在まで、FES研究を行ってきた経過は次の通りです。

(東北大学のホームページより)

平成3年【1991】10月、北陵クリニック開設

平成6年【1994】
 機能的電気刺激(FES)システムの制御命令としての耳介動作の検討    
            【医用電子と生体工学,32(2),(1994),121-128】      
                    真狩弘夫,村上肇,渡辺高志,皇宮望,半田康延

平成7年【1995】
機能的電気刺激(FES)システムの制御命令としての舌動作の検討
  【医用電子と生体工学,33(4),(1995),365-369】
         村上肇,森田健司,渡辺高志,皇宮望,半田康延

平成8年【1996】
速筋・遅筋特性を考慮したFES制御のための刺激周波数-張力特性の計測
    【医用電子と生休工学,34(1),(1996),47-51】
               渡辺高志,森田健司,村上肇,皇宮望,半田康延
平成9年【1997】
FESにおける刺激パターン修正方式に関する検討
    【医用電子と生体工学,34(2),(1996),103-110】
          黒沢健至,村上肇,渡辺高志,二見亮弘,皇宮望,半田康延

機能的電気刺激のための人工神経回路を用いた刺激パターン生成に関する基礎研究
    【医用電子と生体工学,35(4),(1997),407-413】
           村上肇,町野保,渡辺高志,二見亮弘,皇宮望,半田康延

平成10年【1998】
FESによる起立のための計算機モデルと刺激データ作成法の基礎検討
     【医用電子と生体工学,36(1),(1998),22-31】
               巌光文,渡辺高志,二見亮弘,皇宮望,半田康延
平成11年【1999】
An Approach to a Mhscle Model with a Stimulus Frequency-Force Relationship forFES
Applications.
    【 IEEE Trans.Rehab.Engng.,7(1),(1999),12-18】
      T.Watanabe,R.Futami.N.Hoshimiya.Y.Handa
運動機能麻痺者の残存運動機能を用いた制御命令入力システム
       【医用電子と生体工学,37(2),(1999),152-160】
              古瀬則夫,渡辺高志,二見亮弘,皇宮望,半田康延

平成12年【2000】
FES制御のための筋疲労評価におけるダブルパルスに関連するM波の利用可能性
     【医用電子と生体工学,38(1),(2000),42-48】
                   渡辺高志,三浦尚人,皇宮望,半田康延
Computer-aided generation of stimulation data and model identification for functional electrical 
Stimulation(FES)control of lower extremities
  【Frontiers of Medical and Biological Engineering,10(3),              
   (2000),213-231】


        G.Eom,T.Watanabe,R.Futami,N.Hoshimiya and Y.Handa

平成14年【2002】
Development of a Closed-loop FES System Using3-D Magnetic Position and Orientation
Measurement System
   【JOURNAL OF AUTOMATIC CONTROL,12,(2002),23-30】
            Kenji Kurosawa,Takashi Watanabe,Ryoko Futami,
            Nozomu Hoshimlya,Yasunobu Handa


機能的電気刺激(FES)は、研究開発途上でした

 平成10年9月23日、名古屋市において開催された、第7回日本交通医学工学研究会学術総会で
半田康延教授が特別講演を行ったものの要旨であります。

(日本交通医学工学研究会ホームページより)
                http://www.jatme.jp/sokai_07.html


  運動障害と機能的電気刺激(FES)による運動機能再建の研究
                 東北大学大学院 障害科学 半田 康延
l:はじめに
 交通事故は、しばしば、脳や脊髄、末梢神経などを損傷し、人体の運動機能に重篤な障害をもたらす。このような運動障害は不可逆的であることが多く、交通事故被害者は一生不自由な生活を余儀なくされる。
このような中枢性および末梢性運動機能障害に対し、近年電気刺激療法が有効であることが報告されてきている。すなわち、少しでも随意的な運動が可能な不全麻痺では、治療的電気刺激(TES)によって随意性の向上が認められ、完全麻痺例では、末梢神経障害を除き、機能的電気刺激(FES)による筋収縮制御によって、麻痺部位の運動機能再建が可能となってきている。今回は、脳、脊髄、末梢神経障害による運動麻痺に対するTESおよびFESについて概説したい。
2:TFS
 脳挫傷や脊髄損傷による中枢性運動ニューロン障害による不全麻痺においては、四肢の随意性の低下が、筋力低下のみならず、痙性や固縮などの筋緊張異常によっても生じる。TESは筋に分布する神経(これを筋枝という)を刺激する。筋枝の中には筋収縮を引き起こす運動神経と、筋や腱の感覚情報を脳や脊髄に送る知覚神経とがある。運動神経へのTESによって筋収縮訓練を長期的に行うと、筋萎縮の改善と筋力の増強効果を期待することができる(遠心性効果)。また、筋の良さを検知する筋紡錘からくる知覚神経刺激によって、筋の痙性を軽減し、運動の随意性の向上を図ることができる(求心性効果)。この求心性効果は、TES開始後比較的早期に現れるもので、しばしば劇的な運動機能回復効果をもたらすことがある。
3:FES
 四肢FESは、失われた手足の機能をコンピューター制御の電気刺激装置で再建しようとするもので、主として、脳血管障害や脊髄損傷などによる麻痺肢に対して適応される。我々は、皮膚を通して目的とする神経・筋近傍に留置する貫皮的埋込み電極と30チャンネルの刺激出力を有するFES装置を開発し、医療機器として認可を得、臨床応用している。ここでは、代表として脊髄損傷に対するFESについて述べる。
 脊髄損傷では、頸髄レベルで脊髄が障害されると、四肢麻痺となり、FESでは麻痺上肢がその対象となる。ここでは、第4頸髄(C4)から第6頚髄(C6)までのレベルでの障害がFESの適応となるが、制御対象部位は、損傷レベルが高位となればなるほど増加し、その制御方式も複雑なものとなる。例えば、C4 四肢麻痺は人工呼吸器を用いないで生存しうる最も高位の頚髄損傷であるが、肩の上下程度の運動以外ほとんど上肢を動かすことのできない重篤な四肢麻痺である。
 このような麻痺上肢では、肩を含め、肘、手関節、手指の全ての関節の制御が必要となる。
 C5 四肢麻痺では、肩の動きと肘の屈曲ができるようになるため、座った状態では、手関節と手のFES制御で、食事やひげ剃り、歯磨きなどの簡単な日常生活動作を行うことができるようになる。C5 四肢麻痺では、さらに手関節が動くようになるため、手の指のみの制御で上肢機能の再建が可能となる。
 胸髄レベルで脊髄が損傷されると、下半身が麻痺する対麻痺となる。この場合でも、 FESによって起立・歩行機能を再建することが可能である。ことに、車椅子からの起立とその保持は、杖などの支持具は必要なものの、実用性が高く、対麻痺者は立位を保持した姿勢で片手あるいは両手を使うことができるようになっている。このような立位FESを今後多くの対麻痺者が利用できるように整備したいと考えている。
 歩行のFES制御は、装具を併用する場合には(ハイブリットFES)、比較的実用性の高いレベルまでに達している。しかし、装具を拒否する患者が、本邦には比較的多く、臨床応用がなかなか難しいのが実状である。
 しかし、FESだけでの歩行制御は、疲労や消費エネルギーの問題が大きく、まだまだ実用的段階には達していない。今後の更なる研究が必要である。
4:おわりに
 近年世界的にFESへの関心が高まっており、そのための研究予算も増えてきている。 21世紀の障害克服のための新しい治療法として、大いなる発展が期待される分野であり、そのための努力を続けていきたい。

このように、まだまだ実用段階にはたっしていなかった、技術であったのです。





2019年12月19日 (木)

この事件は、この事件は、東北大学医学部の組織的犯罪では無いのか。(4)

 東北大学医学部長殿

 貴方が19年前に起こった、北陵クリニック事件のついて、当時の事実を知っていると思います。

 しかし、残念ながら組織というものは、過去の事実であっても、真実で無ければ真実を明らかにして医学部の汚点を無くし、正すことが求められると思います。貴方が過去の事実を調査して、当時この事件は、東北大学医学部の半田元教授の研究から、無実の守大助さんが無期懲役という判決で、刑務所に拘束されている事と、当時筋弛緩剤の投与のよって、植物人間状態になったA子ちゃんが、現在もミトコンドリア病の治療を受けずに生きているのです。

 もう、こんな事を許して良いのでしょうか。貴方に「良心と、医学とは何であるのか。」を理解しているなら、これ以上の隠蔽を止めて事実を公にして過ちを認め、伝統ある東北大学医学部を医学の先端を行く学問と研究で、人間の命を守る学問の機関にすることを願うものです。
(2019/12/20 8:12一部修正)


この事件は、東北大学医学部の組織的犯罪ではないか。(3)

北陵クリニックの設置の経過

1 機能的電気刺激(FES)の、人体を使った研究開発が目的でした
 1991年10月開業した北陵クリニックの事実上のオーナーは、FES治療※(機能的電気刺激)で名をはせた半田康延・東北大教授(現在も)でした。

当時東北大学医学部倫理委員会は、この研究を大学の施設を使って行うことを否定的で、サテライト研究室として設置された。

 北陵クリニックはFES研究における東北大学のサテライト研究室として位置づけられ、東北大学工学部・医学部の最先端技術をつかった療・研究を行うため設立されました。
 北陵クリニックは、当時、科学技術庁が進めていた「地域結集型研究事業」の認定を受け、国から20億円、県や関係機関も含めて30億円も投入した巨大研究プロジェクト「宮城県地域結集型研究事業」としてすすめられました。


 この研究事業が成果を上げれば新産業が創設されるとして、ベット数19の小さな北陵クリニックに、地元電力会社、宮城県と仙台市の医師会、地元銀行、新聞社などの地元の名だたる名士が病院の経営母体である医療法人の理事に名を連ねておりました。


 また、厚生官僚出身の前宮城県知事浅野史郎氏も、みずから半田教授と雑誌などで対談し、「これは科学技術庁から5年間で20億円のお金をいただいてやっているのですけど、イニシアチブはわれわれ地元です。地域の医学や工学などの分野が一緒になって、加えて産業界が一緒になって、このFESという研究を産業かしようという、非常に画期的な事業です」と絶賛していた。


 ところが、この期待されたFES治療は、筋肉に電極を埋め込むため、患者の衛生管理が困難で、抜去を希望する患者が出たり、もともと保険適用もなく、一人200万円もの高額な医療費が掛かるため患者数も減少し、病院は累積赤字が13億円にもなっていました。
 その後、経営改善のために他の病院や高齢者施設から高齢患者を受け入れるようになりました。


 そして、2001年3月10日、北陵クリニックは、この事件が「原因」であるとして病院を休止しました。
 その後、診療再開をめざしたが、平成14年3月31日再開の見込みがたたないため廃止(廃止の理由は裁判所による競売でした。)しました。

(判決文23頁) 

 北陵クリニックは、患者の手足の麻痺等の運動機能障害を改善するための機能的電気刺激による治療法であるFESを研究していた東北大学医学部教授半田康延が中心となって,同治療法の研究開発を行うための母体となる医療機関としてとして,宮城県知事の認可を受け設立された医療法人社団稜泉会が,平成3年10月に開設した医療施設であり,平成10年には同所でのFES治療に関する研究が科学技術庁が主催する地域結集型共同研究事業に認定され,FES治療を提供するほか,小児科,内科等を診療科目として医療を提供していたが,平成13年3月に休止状態となり閉鎖された。

・・・ この様に、FES治療法の研究開発を行うために、開設された医療機関であります。
 つまり、治療法が確立されたのではなく、人体を使って臨床応用して研究開発を行うための母体となる医療機関でありました。

2019年12月18日 (水)

この事件は、東北大学医学部の組織的犯罪では無いのか。(2)

 現在、再度北陵クリニック事件が起こるまでの経過を、裁判資料を基に当時何があったのかを調べているが、これは半田元教授の研究が、東北大学医学部の倫理委員会で、医学部内の施設で研究することに否定的な事から、北陵クリニックを外部に立ち上げ人体を使った研究が開始された事が有力になって来たと推認される。

2019年12月14日 (土)

北陵クリニック開設届けの管理者市江雅芳氏は消えてしまった。(2)

 仙台市の情報公開資料には、市江雅芳氏の北陵クリニックの管理者(院長)の届けは有ったが、変更届が開示されなかった理由が判明しました。

市江雅芳氏は、1989年東北大学医学部助教授に就任していました。

1991年10月北陵クリニックの開業で管理者(院長)に就任していました。

 しかし、北陵クリニックでは、開業当時から機能的電気刺激(FES)の研究が始まったことや、急変患者が仙台市立病院に搬送されることが出てきたために、院長として残っていれば責任問題が出て来ることや、仙台市立病院との関係が表面化する事を隠すため、1996年に秋田大学医療技術短期大学教授に移っていたのです。

 更に1997年山梨医科大学医学部助教授に就任して、1999年には東北大学大学院医療系研究科教授に就任していました。

 しかも,2001年北陵クリニック事件(これは謀略です)が起こった時に、2年間東北大学医学部から在籍を隠し,2003年東北大学大学院医療系研究科教授に就任していました。

 こうして、仙台市と東北大学医学部により、もっとも北陵クリニックにつて理解している市江雅芳氏を表面から消して、現在に至っているのです。

 

 

この事件は、えん罪であります。

 ブログを作成しましたが、記事を書くのが、忙しくて怠けておりました。昨年4月、たまたま、守大助さんのお母さんとお会いしました。お母さんから「息子は無実です」と言われた時、事件そのものを忘れておりましたが、一審の判決文、検察の論告要旨を読んで、視野の狭い常識や、法律の勉強不足から様々な矛盾点や疑問点を露呈して裁判を行い、信じられない判決で、無期懲役にされたとは驚きました。

 

 その後、二審の裁判の傍聴を行いましたが、たった5回の公判で結審、これには驚きました。何もしないで結審したとしか言いようも有りません。


 これから私が無罪を確信した根拠となった、検察の「論告要旨」や仙台地裁の「判決文」、更に情報公開等で手に入れた資料等から、この事件の矛盾点や疑問点、そして、北陵クリニックの医療の実態等の内容を掲載してゆきますが、膨大な内容なので、時間が必要ですが、徐々に掲載してゆきます

 

 

2019年12月13日 (金)

東北大学医学部の組織的犯罪では無いか。(1)

 この事件の全体を検討して行くと、警察が捜査を始める直接の動きが始まったのは東北大学医学部(以下医学部と称します)が、半田元教授がFES(機能的電気刺激)の研究を始めたことが、発端であることです。

 北陵クリニックが建設されることから守大助さんが疑われ、逮捕され、仙台地方裁判所で有罪のされるまで、医学部が関係していることが明白になって来ました。

 守大助さんが逮捕される以前から、医学部が警察の情報提供を行っていることが判明しておりましたが、それだけでは無く逮捕された後も医学部が関わっていることが明らかになって来ました。

 次回からその内容を具体的に掲載して行きます。

 

 なお、私事ですが、13年前に体調を崩し、7年間入退院とリハビリを行って来ましたので、途中の記事が掲載出来ない内容も多々ありました。

 現在も歩行が困難で長時間歩くことが出来ませんので、連日の投稿は出来ない事をお許しください。

    

 

2019年12月12日 (木)

[守大助さんは無実です」緊急抗議集会は、第2次再審請求の決起集会に。 「守大助さんは無実です」緊急抗議集会」は第2次再審開始決起集会になる

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ダウンロード - 20191211.pdf

 

 12月11日開催された抗議集会は、

講演で桜井昌治さんがえん罪事件の体験等の話がありました。

 弁護団報告を、阿部泰雄弁護団長からこれまでの経過と今後の戦いについて,お話しがありました。

1、最高裁判所の決定は、三行半の文章で何ら中身のない決定で、弁護団の提出した資料に反論できないあり得ない決定である。

2、この事件で、有罪の根拠になった大阪府警察本部科学捜査研究所の土橋鑑定は、筋弛緩剤マスキュラックスの分析が、世界中でどの化学者も認めていない数値をもって、患者の資料から筋弛緩剤の成分ベクロニュウムが検出されたという誤った鑑定結果で有罪にされた事件である。更に、土橋は,「ベクロニュウムの鑑定だけで無くその他の成分の出るかと思い全ての鑑定を行ったた。」といって再現することが出来ない鑑定資料を、全量消費して再鑑定を不可能にした。
 

 これについて、参加者からは、裁判で土橋証人は、「当時科捜研は忙しいので、宮城県警に臭素が有った鑑定資料だけを持ってきて欲しい。」と矛盾した証言をしている事が発言された。

3、この事件は、医療事故であるにもかかわらず,全ての患者のカルテを見て、医学的見地から検討されて,判断されるにもかかわらず,検察側の鑑定証人は、カルテも見ないで筋弛緩剤の症状と思われるという言葉で裁判が行われた。しかも鑑定人は,鑑定した鑑定書を一通も書いていないのである。と証人の杜撰さに基づいて有罪判決を行った。

4、A子ちゃんが、筋弛緩剤の投与で、全く意識無く寝たきりになったが、これまでの裁判の中で、弁護団はA子ちゃんの症状がミトコンドリア病メラスと確定される証言をおこなったが、全く無視されている。

 

 その後、参加者から阿部弁護士に対する意見や、質問、今後の取り組み、決意等の質疑応答がありました。

1、北陵クリニックに子供さんを通院させたことのある方からは、北陵クリニックの実態をもっと知ってもらう必要があると思います。

2、A子ちゃんは裁判官の誤審により、ミトコンドリア病の治療を受けずに放置されていて、このまま死亡すれば、裁判官の誤審により殺されたことの成ると思います。  

3、今回の最高裁の控訴棄却は、もし、再審決定を出したら国や県が30億円公金が消えた責任、宮地県の財界、医師会、東北大学医学部等影響が大きくなる事件なで、裁判官は再審決定を出せなかったのが、現実だと思います。

4、守大助さんは直接の犠牲者でありますが、A子ちゃんがも誤った判決で、今も寝たっきりになっているとすれば、裁判所の誤審による犠牲者であると思うので、一日も速くミトコンドリア病の治療を受けさせる必要があると思います。

5、現在、日本弁護士連合会の支援決定を受けていないがどうなっているか。

  安倍弁護士回答 この事件が起こったときに直ぐに日弁連には支援要請を行いましたが、この事件の内容が、化学的な内容があるためそれぞれ検討をしてくれておりますが、時間がかかっていることは確かですが、いずれ結論が出ると思っております。

最後に、必ず再審無罪を勝ち取る決意を確認して終了しました。

 

 

 

2019年12月 8日 (日)

A子ちゃんが、病と闘っている。

ダウンロード - iken_bakakettei.pdf

 

ダウンロード - tohokuunivpress20151126_final.pdf

 

A子ちゃんが、まだ病と闘っている。

 A子さん(事件当時11才)が現在も闘病生活を送っている事が解りました。

 裁判所は、筋弛緩剤が原因だという判決にこだわり、再審を最高裁は却下したが、もうこれ以上A子さんを苦しませることは、最高裁の犯罪に等しい。

 一日も速くA子さんを、弁護団が主張している、ミトコンドリア病メラス(特定疾患で難病に指定されている)の治療を受けさせることが、人の道では無いでしょうか。

 A子さんを約20年に渡って、筋弛緩剤が原因と嘘の判決で、寝たきりの状態にしている裁判所は、A子さんはもとより家族をも毎日毎日苦しめているのである。

 

 

2019年12月 5日 (木)

[ 守 大助さんは無実です! 

緊急抗議集会

講   演 桜井昌司氏 

        布川事件国賠控訴原告 えん罪犠牲者の会を設立

弁護団報告 阿部泰雄弁護団長 

       北陵クリニック事件の特徴と第二次再審に向けて

 

12月11日(水)午後1時30分から4時30分まで

会場:仙台市宮城野区五輪2-12-70

     宮城野区中央市民センター(2階会議室)

電話:022-791-7051

 

主催:仙台北陵クリニック筋弛緩剤えん罪事件 守大助さんを守る宮城の会

   国民救援会 宮城県本部

     〒980-0022 仙台市青葉区五橋1-5-13 国民救援会宮城県本部内

              電話 022- 222-6458        Fax  022-222-6450

 

2019年12月 4日 (水)

北陵クリニック開設届けの管理者市江雅芳氏は消えてしまった。

平成3年9月19日付けで、仙台市泉保健所に提出された、診療所の開設届けに記載された。

管理者 市江 雅芳氏は、いつの間にか変わってしまっていたのですが、平成8年9月19日付けで提出された変更届では、管理者の交代として(旧)院長 二階堂 昇氏から、(新)院長 半田 郁子氏になっていた。

  市江 雅芳氏は、消えてしまって、二階堂 昇氏に変わっていた。こんな事があるだろうか。 

日本が世界に誇る薬毒物分析の最高権威? 土橋 均氏のプロフィールと業績

(注:ここに記すのは,すべて公開情報であり,この他にもたくさんの業績をお持ちと思われるが,土橋鑑定に無関係のものは省略)

土橋氏の研究者情報・所属情報・専門分野・研究課題(日本の研究.com)researchmap土橋均

職歴
-2010:大阪府警察本部科学捜査研究所
2010-15:大阪医科大学 予防社会医学講座法医学 准教授(参考:土橋均吏員はすでに大阪府警科捜研にはいなかった
2015-現:名古屋大学大学院医学系研究科・医学部医学科 法医・生命倫理学招聘教員

現所属:学会と役職 (2017/5/9現在)

名古屋大学大学院医学系研究科・医学部医学科 法医・生命倫理学招聘教員
法中毒学会 副理事長
医用マススペクトル学会 評議員
薬学会 , 法科学技術学会 , 質量分析学会

土橋鑑定に関する学術活動・刊行物に関与した学会(「日本」は省略)
法中毒学会法科学技術学会法医学会(中でも法医中毒学ワーキンググループ),薬学会(中でも中毒学を担当する環境・衛生部会),医用マススペクトル学会中毒学会


研究費

日本学術振興会 科学研究費

 

 

代表 分担 番号 種別 期間 金額総額(万円) 題名
土橋均   24590065 基盤C 2012-14 494 薬物摂取歴推定の高度化のための単毛髪質量イメージング法の開発と取込機構の解明
佐藤 貴子 土橋均 15K08890 基盤C 2015-17 494 メタボロミクスを用いた向精神薬多剤併用による突然死の病態解析と法医診断への応用
石井 晃 土橋均  15H02530 基盤A 2015-17 2080 最新質量分析計による体液中危険ドラッグの検出・同定法の開発及び学際的検討
鈴木 廣一 土橋均 25460880 基盤C 2013-15 507 熱中症の法医確定診断-メタボロミクスを用いた診断に有用なバイオマーカーの検討
        合計 3575 (この金額が全て土橋氏の懐に入るわけではないことに注意)






土橋氏の講演(あくまでネットで公表されている分のみ)
1999/9/9 日本分析化学会 第48年会 分析化学教育関連シンポジウム 法化学における薬毒物分析の現状 甲南大学
2002/7/5-6 第21回日本法中毒学会年会 会長 大阪産業創造館
2005/6/21 第129回応用光学懇談会講演会 大阪府警・科学捜査研究所『薬毒物分析における起因物質の分析』
2005/11/15 日本分光学会 平成17年度秋季講演会・シンポジウム・LIBS企画セッション 「覚せい剤分析における簡易拡散反射装置の開発」 島津製作所 関西支社マルチホール
2009/5/14 第57回質量分析総合討論会ワークショップ 取り締まりMS,乱用薬物 大阪国際交流センター
2009/9/10 第 34 回日本医用マススペクトル学会年会 シンポジウム質量分析が護る食の安全 近畿大学 E キャンパス B 館 101 講義室
2009/11/12 第3回食品薬学シンポジウム 招待講演 「食品に対する毒物混入事件」 近畿大学 11月ホール
2010/9/1 第11回質量分析シンポジウム 大阪大学大学院理学研究科 H棟7階大セミナー室 (H701)
2010/9/9 日本医用マススペクトル学会 第35回年会 ランチョンセミナー (株式会社島津製作所) 金城学院大学
2011/3/14 分析技術研究会 第106回研究発表会・講演会(パナソニックリゾート大阪)特別講演「ダメ絶対乱用薬物」
2011/9/15 第36回日本医用マススペクトル学会年会 法中毒学MS最近の話題(オーガナイザー)ホテル阪急エキスポパーク
2012/06/18 (株)島津製作所 質量分析セミナー 2012in大阪 千里ライフサイエンスセンター 【招待講演】「違法(脱法)ドラッグ -乱用の現状と分析-」
2012/06/21 (株)島津製作所 質量分析セミナー 2012in東京 ベルサール八重洲 【招待講演】「違法(脱法)ドラッグ -乱用の現状と分析-」
2015/9/18 フォーラム2015:衛生薬学・環境トキシコロジー フォーラムⅢ:忍び寄る薬物汚染(座長) 神戸学院大学ポートアイランドキャンパスB号館
2015/9/19 第3回医用質量分析認定士講習会 ランチョンセミナー(株式会社島津製作所) 薬毒物分析におけるデータベースの利用 アクトシティ浜松


ベクロニウムの質量分析に関する業績:特に海外の研究との比較

 

 

No 公表時期 公表媒体・機会 m/z258 m/z557 or 279
1 1989年3月 Organic
mass spectrometry 1989;24:723
×
2 1998年3月 日本薬学会第118年会(学会報告) ×
3 1999年5月 法中毒(学会発表) ×
4 2000年9月 Clin Chem
2000;46:1413
×
5 2001年2月 土橋鑑定*1 ×
6 2001年3月 毒劇物テロ対策セミナー(講演抄録) ×
7 2001年8月 薬毒物分析実践ハンドブック(書籍)*2,*3 ×
8 2001年11月 土橋証言(第一審) ×
9 2006年3月 薬毒物試験法と注解(書籍) ×
10 2011年1月 法科学技術2011;16:13 ×







○はベクロニウム由来のイオンとして認めていること,×は認めていないことを示す
No.1はハーバード大学,No.4はチューリヒ大学からの論文.他は土橋氏の業績・証言
*1 実験ノートがないので実験を行った日も不明.01年1月~3月と推測されるのみ
*2書籍の発売は02年5月だが,脱稿期限が01年8月と序文に明記
*3 308ページの表6.6中の前駆イオン[M+H]2+は2価の分子量関連イオンのm/z279を示す


日本の質量分析の権威,土橋氏がm/z258を見限った経緯についての考察
89年のハーバードのBakerらの論文(Organic
mass spectrometry 1989;24:723
)は,分子量557のベクロニウムの分子イオンはm/z557であるという至極まともな結果を出したに過ぎない.率直に言って平凡すぎる結論である.だから,それよりも9年も経って,m/z258が分子量関連イオンだと学会発表した土橋氏は,歴史に残る独創的な発見だと欣喜雀躍したものと思われる.本来ならば,世界で初めての独創的な発見だと思った時こそ,何かの間違いではないのかと実験系をチェックしなければならないのに,それを怠ったことから,土橋氏の研究不正が始まった.


それでも2000年9月のGutteck-AmslerとRentschの共著論文(Clin Chem
2000;46:1413
)に気づいてさえいれば,史上最悪の研究不正は生まれなかったはずである.ところが,土橋氏はこれも見落としたか,あるいは自分の独創的なm/z258可愛さのあまり,無視したか,いずれかの理由で,鑑定を行ったことにした.「行ったことにした」と表現したのは,彼が鑑定を行ったという形跡が一切見られないからだ.ハートマークを書いた実験ノートさえ実在しないのだから,第三者の私が,「行った」とは到底断言できないことは,いささかでも研究の心得があれば,わかっていただけるだろう.


土橋氏がそれまで溺愛していたm/z258を見限ったのが,2001年8月.鑑定からわずか半年ほどである.ではなぜこの時期に見限ったのだろうか.推測の範囲を出ないが,m/z557・279に乗り換えざるを得なかった理由があったことは確かである.もしかしたら,薬毒物分析実践ハンドブックを,英語版 Drugs and Poisons in Humans. A Handbook of Practical Analysis. Springer 2005として出版することが,既に日本語版の原稿執筆時に決まっており,そのためにはどうしてもm/z258を見限らざるを得なかったのかもしれない.いずれにせよ,江戸時代じゃあるまいし,日本独自の分子量なんて,そんなもん,通用するわけがなかったのだ.

法的リテラシー

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