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2013年3月 4日 (月)

半田教授は、気管内挿管が出来なかった。

平成12年11月13日、Kに対する手術が行われた時の様子

(仙台地裁判決文153~154頁)
 その後,午後1時45分ころから,Kに対する手術が行われた。執刀医は半田教授,助手はS医師及びO医師,麻酔医がS医師,看護婦による手術介助については,直接介助が被告人,間接介助がS主任で,これに見習いのため補助者としてS看護婦が加わった。前記電極埋込手術の一般的な手順どおりの方法により,右上肢に11本,右下肢に4本の電極を埋め込み,手術中の出血はほとんどなく,輸血もしないまま,同日午後3時55分ころに予定通りの処置を終えて手術を終了し,午後4時5分ころに麻酔も終了した。

(仙台地裁判決文163~165頁)
 (キ) その後,午後10時5分から10分ころまでの間に,半田教授が到着して,N2病室に入室し,その後半田教授はKに対し,挿管チューブによる気管内挿管を,合間にバッグアンドマスクで酸素を送り込みつつ,2度試みたものの失敗し,気道を確保することができず,Kの心拍数は40くらいにまで低下した。そのため,郁子医師の指示を受けたS看護婦は,午後10時10分ころ,ボスミン2分の1アンプルを三方活栓から静注し,また,KのソリタT1の点滴ボトル内にイノバン1アンプルを混注した。
なお,半田教授が入室してKの様子を見た際も,Kはあおむけに横たわり,全身のかが抜け,アンビューバッグにより空気を送り込まれた際に受動的な動きとして胸が上下するだけであり,外見上意識が全くないと判断される状態で,普通に寝ているときのような筋肉の緊張が全くなかった。また,その後挿管を試みた際も,Kには咳嗽反射も嘔吐反射もなく,嫌がるなど自ら体を動かすような動きもなく,呼吸状態についても,胸郭の動きがなく,挿管操作のため顔をKの口に近づけても息の出入りが確認できず,喉頭蓋ないしその周辺の筋肉にも動きがなく息の出入りが認められず,自発呼吸が停止した状態であった。
  (ク)S医師は,半田教授が2度目の挿管を失敗して間もなく,N2病室に到着し,午後10時15分ころ,半田教授と交替して挿管を試み,直ちに挿管チューブによる気管内挿管を行って1回で成功させた。なお,S医師が入室した際のKは,あおむけに寝で,ぐったりと力が入っていない状態で,身動きはなく,上記挿管の際には口は抵抗なく簡単に開き,気道を見る際に周囲の分泌物の吸引を行ったが,気道を閉塞するような大きなたんが取れたということはなく,挿管チューブを気管内に挿管して固定した際にも,咳嗽反射も嘔吐反射もなかった。その後閑医師は,上記挿管チューブをアンビューバッグに接続し,自らアンビューバッグをあまり圧を上げすぎないように慎重に押して手動で加圧する方法での人工呼吸を実施し,その頻度については初めは多めで,その後はおよそ1分間に18回程度のペ―スであり,被告人はこれを見て後に看護記録に「呼吸回数18回/min」などと記載した。
(ケ) 被告人は,遅くともS医師がN2病室に入室して以降は,同室内に戻り,同室内でS医師による挿管等のKの救命措置の介助に当たった。
  (コ) 午後10時22分ないし23分ころ,郁子医師は,Kから検査のために左そけい部の大 腿動脈から約0.2ミリリットルの血液を採取し,それを,血液のペーハー,酸素分圧,二酸化炭素分圧等が測定できる器械であるアイスタットでの分析に用い,残りを廃棄して消費し,その検査結果は午後10時26分ころにプリントアウトされた。
(サ) 午後10時30分ころ,S医師はKに対する人工呼吸をアンビューバッグを用いた手動による方法から,人工呼吸器を接続して自動的に換気する方法に切り換えることとしたが,北陵クリニック内には人工呼吸器がなかったため,麻酔器のレスピレ―タ―で代用することになり,被告人らがこれを手術室から運び込んで,その後S医師が被告人と相談の上で換気回数や1回当たりの換気量を設定し,この方法による人工呼吸が実施された。

ここで明らかになっていることは、次の点ですが、再審開始に向け記憶しておく必要があると思いますので、掲載しました。

1、守大助さんは、この時手術の直接介助を行っていたことは、半田夫妻はこの時まで全く疑いを持っていなかったことの証明であると考えられます。

2、半田教授は、執刀医でありながら、気管内挿管が出来なかったのでした。

3、北陵クリニックには、人工呼吸器が無かったのでした。

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