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2012年8月29日 (水)

大阪府警科捜研の土橋吏員は証拠隠滅と偽証では。

大阪府警科捜研土橋吏員は、法廷において偽証を行ったのではないでしょうか。
同時に、証拠隠滅を行ったのではないでしょうか。

論告要旨P152
 ところで,大阪府警科捜研の土橋技術吏員は,A子の血清等の鑑定嘱託を受け,これらの鑑定資料を受領したが,鑑定資料が同時に4点も持ち込まれたため,宮城県警科捜研に対し,その後の鑑定嘱託に当たっては,ベクロニウム等鑑定対象薬物が含有されている可能性があるものを選別した上で鑑定嘱託をしてほしい旨を要請し,これを受けて,宮城県警科捜研では,Sに投与された点滴溶液の残溶液に臭化ベクロニウムが混入されていれば,同溶液中から臭素が検出されることになるから,同溶液について,臭素含有の有無の予備試験を行った上,臭素の含有が認められた場合に同溶液を大阪府警科捜研に鑑定嘱託することとした

これが検察の論告要旨です。

仙台地裁判決文P47~48
・・・・・・ところで,大阪府警科捜研は,当時多忙であったところを,前記のとおり12月12日に―度に大島事件及び高橋事件の各資料が持ち込まれたことから,宮城県警科捜研に対し,今後鑑定資料を持ち込む場合には,臭化ベロニウムの含有する可能性が高いものを選別してからにしてほしい旨依頼し,これを受けた宮城県警科捜研において,上記点滴ボトル内の溶液につき臭素含有の有無の予備試験を実施することとした。・・・・・・・

これが判決文です。

法廷での大阪府警科捜研土橋吏員の証言

問 では,大阪府警科学捜査研究所のだれかが,宮城県警科学捜査研究所の方に,鑑定嘱託をする試料について,臭素含有の有無について予備試験をやってほしい旨の依頼をしたことがありましたか。
土橋証人  いや,ありません。

問  では,大阪府警科捜研が宮城県警察科学捜査研究所に対し,鑑定試料をしぼってほしいという依願をしたことがありましたか。
土橋証人 次から次に試料を持ち込まれそうなので,しぼってほしいと言ったことはあるかも分かりません。

問  今,証人は鑑定試料についてしぼってほしいというようなことを言ったかもしれないと,そういう趣旨の御証言をされましたが,どうしてそういった依頼をしたかもしれないと言えるのですか。
土橋証人  平成12年の12月のころというのは,私どもの科学捜査研究所の毒物の鑑定というのは,非常に忙しかったわけです。それで,そういう忙しい時期に宮城県の科捜研から筋弛緩薬の鑑定嘱託がきました。当初,私は鑑定嘱託,鑑定試料が1点だと思っていたのが,4点も持ってこられたので,今後,試料があるならばしぼってほしいと,そのようなことを,多分,忙しかったから,言っていると思うからです。

このように土橋証人は臭素含有の有無について予備試験をやってほしい旨の依頼をしたことを「いやありません。」と否定したことは、偽証ではないでしょうか。検察の論告要旨、判決文では、大阪府警科捜研から依頼したと明らかにしているのです。

宮城県警本部長から鑑定嘱託された鑑定事項は、「各資料にベクロニウム若しくはスキサメトニウムが含有されているか、含有されている場合には、その濃度。」 「ベクロニウム若しくはスキサメトニウムが含有の有無。、含有されている場合には、その量。」 です。
ところが、宮城県警に提出した鑑定書で、資料処置では、「資料は全量消費した。各資料の容器は本書と共に返却する。」

つまり当時忙しかったと証言しておりながら、鑑定依頼された事項でない毒物等の分析も行ったと言って全量消費したのです。

毒物等の分析資料は何も法廷に提出されていないのです。

すなおに考えるなら多忙だったために、毒物等の分析をしなかったのが真実ではないでしょうか。科学者なら、自分の行った研究・実験等の記録を残しておき、絶えず研究過程・成果の評価を以後の研究に生かすため些細なことでもデータや分析の過程を残しておくのが科学者として当然なことであるからです。

(なお、土橋吏員は、現在の科学で明らかにされている物質の原子量、分子量は、世界中で同じだということを理解していないと思います。この点については、このブログの「ベクロニウムの分子量・・・・・・・」を読んでいただければ詳細が解ります。)

次の「犯罪捜査規範」第186条を無視した明らかに証拠隠滅としか言いようが有りません。

犯罪捜査規範抜粋  (昭和三十二年七月十一日国家公安委員会規則第二号)

(この規則の目的)
第一条  この規則は、警察官が犯罪の捜査を行うに当つて守るべき心構え、捜査の方法、手続その他捜査に関し必要な事項を定めることを目的とする。

(捜査の組織的運営)
第十五条  捜査を行うに当つては、捜査に従事する者の団結と統制を図り、他の警察諸部門および関係警察と緊密に連絡し、警察の組織的機能を最高度に発揮するように努めなければならない。

(警察本部長)
第十六条  警察本部長(警視総監または道府県警察本部長をいう。以下同じ。)は、捜査の合理的な運営と公正な実施を期するため、犯罪の捜査について、全般の指揮監督に当るとともに、職員の合理的配置、その指導教養の徹底、資材施設の整備等捜査態勢の確立を図り、もつてその責に任ずるものとする。

(捜査員)
第二十一条  警察官は、上司の命を受け、犯罪の捜査に従事する。
2 警察官以外の捜査関係職員が、警察官を助けて職務を行う場合には、この規則の規定に従わなければならない。

  第九章 鑑識

(鑑識の心構え)
第百八十三条  鑑識は、予断を排除し、先入観に影響されることなく、あくまでも客観的に事実を明確にすることを目的としなければならない。
2  鑑識を行うに当たつては、前項の目的を達するため、周密を旨とし、微細な点に至るまで看過することのないように努めるとともに、鑑識の対象となつた捜査資料が、公判審理において証明力を保持し得るように処置しておかなければならない。

(鑑識基礎資料の収集)
第百八十四条  捜査資料について迅速正確な鑑識を行うことができるようにするため、あらかじめ、自動車塗膜、農薬、医薬品その他品質、形状、商標等によつて分類することのできる物件で必要なものを収集し、鑑識基礎資料として分類保存しておくように努めなければならない。

(鑑識資料送付上の注意)
第百八十五条  鑑識のため捜査資料を送付するに当たっては、変形、変質、滅失、散逸、混合等のことがないように注意するとともに、郵送の場合には、その外装、容器等につき細心の注意を払わなければならない。特に必要があるときは、直接持参する等の方法をとらなければならない。
2  重要な鑑識資料の受渡しに当たつては、相互に、資料の名称、個数、受渡年月日及び受渡人氏名を明確にしておかなければならない。

(再鑑識のための考慮)
第百八十六条  血液、精液、だ液、臓器、毛髪、薬品、爆発物等の鑑識に当たつては、なるべくその全部を用いることなく一部をもつて行い、残部は保存しておく等再鑑識のための考慮を払わなければならない。

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