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2008年4月29日 (火)

これは、裁判官が科学を知らない為につくられたえん罪であります。

 最高裁が不当な決定を行って守大助さんを有罪にしたことは、、無実の人間を有罪とした犯罪だと思いました。しかし、犯罪に「完全犯罪は無い」という思いから、仙台地裁の判決文を改めて読み返しました。

 これまでも判決文の矛盾点や疑問点を掲載してきましたが、判決文の冒頭から明らかに間違った判決だと驚きました。

 まず皆様に明らかにしておくことは、この事件は全く事件ではなく筋弛緩剤を投与した事実もなければ、殺人、殺人未遂も無かったということが真実だということです。このことは、再審のなかで詳細が明らかにされると思います。しかし、警察、検察により作られた事件を、裁判官は真実の探求を誤り有罪にしたということです。

 現在の人類が到達した科学を全く無視した判決文であることは、いずれ多くの科学者が明らかにしてくれるものと確信するものです。

 同時に真実は一つであり、非科学的な判決で、無実の人間を有罪にした過ちが、歴史に永遠に残ることも指摘しておきます。

(仙台地裁判決文1頁から2頁)
             主            文
     被告人を無期懲役に処する。
               理         由
(罪となるべき事実)
第1 被告人は,平成12年2月2日午後5時20分過ぎころ,仙台市泉区高森四丁目2番地の536所在の医療法人社団陵泉会北陵クリニック内において,点滴中のM(当時1歳)に対し,同人が死亡するに至るかもしれないことを認識しながら,あえて,呼吸抑制を引き起こす筋弛緩剤マスキュラックスを混入した溶液を,三方活栓から同人の左足に刺したサーフロー針を介して体内に注入し,間もなく同人を呼吸困難ないし呼吸停止の状態に陥らせたが,同クリニック医師,救急救命士及び転送先病院の医師らが救命措置を行ったため,殺害するに至らなかった。

第2 被告人は,同年10月31日午後6時30分ころから同日午後7時ころまでの間,前記北陵クリニック内において,A子(当時11歳)に対し,同人が死亡するに至るかもしれないことを認識しながら,あえて,同人に注入する点滴溶液に,呼吸抑制を引き起こす筋弛緩剤マスキュラックスを混入した上,同人の左手に刺したサーフロー針から同溶液を体内に注入し,間もなく同人を呼吸困難ないし呼吸停止の状態に陥らせたが,同クリニック医師,救急救命士及び転送先病院の医師らが救命措置を行ったため,同人に全治不明の低酸素性脳症の傷害を負わせたものの,殺害するに至らなかった。

第3 被告人は,同年11月13日午後9時ころから同日午後9時40分ころまでの間,前記北陵クリニック内において,K(当時4歳)に対し,同人が死亡するに至るかもしれないことを認識しながら,あえて,呼吸抑制を引き起こす筋弛緩剤マスキュラックスをあらかじめ混入した点滴溶液を,その情を知らない同クリニック看護婦Sをして,上記Kの左手に刺したサーフロ―針から体内に注入させ,間もなく同人を呼吸困難ないし呼吸停止の状態に陥らせたが,同クリニック医師らが救命措置を行ったため,殺害するに至らなかった。

第4 被告人は,同年11月24日午前9時15分ころから同日午前10時ころまでの間,前記北陸クリニック内において,S子(当時89歳)に対し,同人が死亡するに至るかもしれないことを認識しながら,あえて,呼吸抑制を引き起こす筋弛緩剤マスキュラックスをあらかじめ混入した点滴溶液を,同人の右足に刺したサーフロー針から体内に注入し,よって,同日午前10時30分ころ,同所において,同人を呼吸不全に陥らせ,窒息させて殺害した。

第5 被告人は,同日午後4時10分ころから同日午後4時50分ころまでの間,前記北陵クリニック内において,A(当時45歳)に対し,同人が死亡するに至るかもしれないことを認識しながら,あえて,呼吸抑制を引き起こす筋弛緩剤マスキュラックスをあらかじめ混入した点滴溶液を,その情を知らない同クリニック看護婦Sをして,上記Aの左腕に刺した翼状針から体内に注入させ,間もなく同人を呼吸困難の状態に陥らせたが,同人が同クリニック看護婦らに助けを求め,同看護婦らが救命措置を行ったため,殺害するに至らなかった。

 判決文では、いずれもマスキュラックスを混入あるいは点滴溶液に混入したとして罪となる理由を冒頭述べていますが、全く見当違いというよりマスキュラックスを知らないで、H元東北大医学部教授の証言を鵜呑みにして罪にしたのです。
 マスキュラックスは、判決文に有るような点滴液に混入した場合、薬効が出ないということは、日本オルガノン株式会社のマスキュラックスについての説明資料から明かであると思います。

1、マスキュラックスは、2~4mg/mLの溶解液を直接一気に静脈に注射して使用するものです。従って0.02~0.04mg/mLと濃度が100分の1になったものを点滴の速度で静脈に入れても効果が出ません。これは、私の薬理についての私見です。(オルガノン社では、濃度を薄め点滴で投与する等ということは考えてもいないので、実験等は行っていないと考えます。)


2、効果発現時間及び持続時間は、初回量0.08mg/kgでの発現時間は2~3分、 持続時間(単収縮が対照の25%まで回復する時間)は約30分前後であるとしていることから点滴液で濃度が薄められた場合、効果が発現しないばかりか代謝して行くことから持続も不可能です。

この様に明らかに事実を歪曲した判決であると思います。

マスキュラックスの販売もとである日本オルガノン株式会社の資料より抜萃

(用法及び用量)
 通常、成人には初回量臭化ベクロニウムとして0.08~0.1mg/kgを静脈内投与し、術中必要に応じて0.02~0.04mg/kgを追加投与する。
 なお、年齢、症状により適宜増減する。

注射液の調整法
1. マスキュラックス靜注用4mg(4mg/管)
  静脈内投与に際しては、1管を添付溶解液(日局注射用蒸留水1mL/管)に用時溶解して用いる。(溶解後の臭化ベクロニウム含有量:4mg/mL
2. マスキュラックス靜注用10mg(10mg/バイアル)
    静脈内投与に際しては、1バイアルを日局注射用蒸留水5mLに用時溶解して用る。(溶解後の臭化ベクロニウム含有量:2mg/mL

(薬理動態)
1.血中濃度
 手術患者4例に臭化ベクロニウム0.08mg/kg、3例にパンクロニウム臭化物0.08mg/kgを各々静脈内に一回投与し両剤を比較したところ、分布半減期(t1/2α)は各々1.2分、2.4分と差はみられなかったが、排泄半減期(t1/2β)は各々11分、76分と臭化ベクロニウムが有意に短く、パンクロニウム臭化物に比して短時間で代謝又は排泄されて血中から消失することが示された。
2.代謝、排泄
 手術患者5例に臭化ベクロニウム0.15mg/kgを静脈内投与した場合、投与後24時間までの尿中排泄率は投与量の約30%であり、その約10%は3α―脱アセチル体であった。
 また、手術患者6例に同量を静脈内投与した場合、投与後24時間までに肝胆系を介して主に未変化体(排泄量の約5%が3α一脱アセチル体)として排泄され、投与量の約40~50%が胆汁中へ排泄された
。(参考:外国人―オルガノン社研究所)

(参考:動物)
 ラットの全身オートラジオグラフィーの実験から、静脈内投与後、主として肝臓、腎臓、気管等に分布し、中枢神経系、脂肪 組織にはほとんど移行しないことが認められている。

(臨床成績)
 本剤の臨床試験は、麻酔時の筋弛緩並びに気管内挿管時の筋弛緩を目的として、国内21施設で各科領域手術患者1192例を対象に実施された。その結果、各種麻酔条件下での種々の手術患者において、いずれも満足すべき筋弛緩効果と高い安全性が認められた。臨床試験の概略は以下のとおりである。
1. 初回投与量
 本薬の初回投与量は0.08~0.1mg/kgが大部分であった。
2. 効果発現時間及び持続時間
 麻酔法、投与量等により異なるが、初回量0.08mg/kgでの発現時間は2~3分、持続時間(単収縮が対照の25%まで回復する時間)は約30分前後であった。
3. 追加投与量忍び持続時間
 0.02 ~0.04mg/kgが大部分であり、その持続時間は約20分前後であった。
4. 回復時間
 拮抗剤投与後の回復時間(単収縮が対照の25%から75%まで回復する時間)は約5分であった。
5. 蓄積性
 本剤の反復投与による蓄積作用はほとんと認められなかった。

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