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« 12月1日深夜無かったマスキュラックスが3日深夜発見されたのは何故なのか | トップページ | 執刀医の半田教授は、気管内挿管が出来ませんでした。 »

2006年8月31日 (木)

機能的電気刺激(FES)の、人体を使った研究開発が目的でありました。

判決文P23
・・・・北陵クリニックは、患者の手足の麻痺等の運動機能障害を改善するための機能的電気刺激による治療法であるFESを研究していた東北大学医学部半田教授が中心となって、同治療法の研究開発を行うための母体となる医療機関として、宮城県知事の認可を受け設立された医療法人社団陵泉会が、平成3年10月に開設した医療機関であり、平成10年には同所でのFES治療に関する研究が科学技術庁が主催する地域結集型共同研究事業に認定され、FES治療を提供するほか、小児科、内科等を診療科目として医療を提供していたが、平成13年3月休止状態となり閉鎖された。・・・・・

 

 

 

 この様に、治療法が確立されたのではなく、人体を使って治療法の研究開発をおこなう医療機関であったのです。

 

 つまり、平成3年10月開業した北陵クリニックの事実上のオーナーは、FES治療で名をはせた半田東北大医学部教授でした。
 
北陵クリニックはFES研究における東北大学のサテライト研究室として位置づけられ、東北大学工学部・医学部の最先端技術をつかった治療・研究を行うため設立されました。
 北陵クリニックは、当時科学技術庁が進めていた「地域結集型研究事業」の認定を受け、国、県や関係機関も含めて巨額の資金が投入された巨大研究プロジェクト「宮城県地域結集型研究事業」としてすすめられました。
 この研究事業が成果を上げれば新産業が創設されるとして、ベット数19の小さな北陵クリニックに、地元電力会社、宮城県と仙台市の医師会、地元銀行、地元新聞社などの地元の名だたる名士が病院の経営母体である医療法人の理事に名を連ねておりました。
 ところが、この期待されたFES治療は、筋肉に電極を埋め込むため、患者の衛生管理が困難で、抜去を希望する患者が出たり、もともと保険適用もなく、一人200万円もの高額な医療費が掛かるため患者数も減少し、病院は累積赤字が13億円にもなっていました。

 

 その後、経営改善のために他の病院や高齢者施設から高齢者を受け入れるようになりました。
 平成11年には、仙台市から差押えを受けるほど経営が悪化しており、平成13年3月この事件が発生したため休止届けを出した後、再開に向けて努力をしてきましたが、平成14年4月1日付けをもって廃止届けを提出しました。

 

廃止理由は、
 現在、裁判所による競売手続きが進行しており、再開の見込みも立たないため平成14年3月31日をもって本診療所を廃止する。

 

 

 

 

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